アリア音楽教室 発表会②

今回の発表会の講師演奏は、ポンセ作曲の「エストレリータ」でした。

メキシコの作曲家マニュエル・ポンセによって書かれた歌曲で、「エストレリータ」とはスペイン語で「小さな星」という意味です。

私のこの曲との出会いは、大学生の頃、グループレッスンで「タイスの瞑想曲のスコアを見ながらピアノだけで全部の音を弾く」という課題が出た時でした。

当時はサブスクやYouTubeがなかった(正確に言うとあったけど、今のように何でも見つかるわけではなかった)ので、課題が出るたびにCDを買ったりレンタルしたりしてどんな曲か確認していたんですが、この時もタワーレコードへ行って、参考音源に買ったのが、ヴェンゲーロフ&スーパーストリングスのライブCDでした(今思うとチョイスがよく分かりませんが、気に入って課題とは関係なくよく聴いていました)。

その収録曲の中に入っていたのがこの「エストレリータ」です。

歯が痛くなりそうなぐらいベタ甘だけど、そこがいいな、というのが当時の私の感想で、そうなると同級生に弾いてもらいたくなり、タイスの瞑想曲の練習もそこそこに、ヴァイオリン用の編曲譜を買いに走ったのでした。

実際のところ、この曲は亡くなった恋人への切ない想いを綴った曲だそうで、私が持った印象はあながち間違っていなかったようです。

元はヘ長調のこの歌曲を、天才ヴァイオリニスト・ハイフェッツが気に入ってヴァイオリン用にサラサラっと嬰ヘ長調に書き換えてしまったそうですが、この嬰ヘ長調ってところがすごくいいんですよね~。

ただ、調号が6つになる上に臨時記号もめちゃめちゃついておりまして、要するにこのハイフェッツ版、ちょっと譜読みが面倒な音になってしまってるんですね。

結果的に、弾いてもらおうとした同級生には「ヘ長調の簡単に読める楽譜持ってるから、そっちでもいい?」と言われちゃったという、ちょっと悲しい思い出。

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